Share

SharePointへの移行でやるべきこと(第4回)

  • 2020年3月26日
今回は 「運用方針の検討方法」 について書こうと思います。

細かい運用方針は、各会社様によって異なりますので、ここでは ポイント のみを書きます。
ポイントは「手を出しすぎない」です。
 ・初回リリース時に展開する機能は最小に
 ・縛り/制限は強めに

SharePointには付随する機能や連携可能なアプリがたくさんあるので「あれもこれも」という気持ちになるのはわかります。
しかし、展開する機能の数に比例して問い合わせが増えます。
確実にサポートするために一つずつリリースしていくのが良いかと思います。

リリースの流れとしては
 1. サポートを充実させつつ、次の機能/アプリを検証
 2. 運用/保守チームと連携
 3. リリース
を繰り返すのがよろしいかと思います。
また、SharePoint 環境をリリースする際、「利用者への権限移譲」についても検討しなければなりません。
特に意識しなければならないのが「サイト作成権限」です。

権限を委譲した場合のメリット/デメリットを挙げます。
※以下はごく一部です。当然他にもありますので、十分に検討してください。

◆サイトの作成権限を利用者に委譲する
 メリット
  ・運用チームの作業負荷軽減
  ・利用者のITリテラシー向上
 デメリット
  ・サイトが乱立(管理/棚卸が煩雑になる)
  ・セキュリティ事故が起こりやすい(不適切な権限付与が起こりやすい)
この他にも、各会社様にて制定されている「ガイドライン」に則った運用方針を検討してください。
 時間を掛ければ掛けるほど【展開後の運用が楽】になる
です。