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私が感じる「在宅勤務」のストレス

  • 2020年4月24日

コロナで在宅勤務が増えています。テレワークにはメリットもありますが、やはりオフィスでの仕事とは違うストレスがあります。この投稿では、私自身が感じているストレスと、その対処(できるかもしれない)方法について書いてみます。

相談や承認待ちのもどかしさ

同じ場所にいないため「一人で完結できない類のタスク」がスムーズに回りません。「上長への事前相談」や「承認フロー」がその典型です。早く処理して欲しい、いつ処理されるのか、という不満や不安がそのままストレスになります。

オフィスであれば相手の状況が視認できますし、そこから一声かけることも簡単なのですが、テレワークではそれができません。スムーズな連携のために上長は常にパソコンの前に待機して…というのは非現実的ですよね。

現実的な対策としては「あらかじめ上司が相談/申請に対応する時間帯を決めておく」ことをお勧めします。例えば「1日3回、朝一、午後一、定時前」等。暫定ルールでも良いでしょう。これで業務の組み立てが明らかになりますから、前述のストレスは大きく軽減されると思います。

仕事環境のイライラ

すべての方が自宅で作業に適したスペースを確保できるとは限りません。場所だけでなく、作業机や椅子、十分な帯域のあるインターネット環境、そこそな性能のパソコンなど、ツールも重要ですね。

オフィスであれば執務環境も道具も会社が用意しますが、自宅ではそうはいきません。事情や感じ方は人それぞれですが、不足すればこれも当然ストレスになります。

ただ残念ながら、こればかりは「必要なものを用意する」以外の解決方法はなさそうです。そのための補助が会社から出るか?自宅でスペースを確保できなければ喫茶店はアリか?サテライトオフィスをレンタルできないか?など、組織レベルでの取り組みが必要になります。

監視される気味悪さ

「同僚にサボっていると思われたくない」という意識から、勤務時間中は常にパソコンの前に居なければ…と自分を追い込んでしまっている方も多いのではないでしょうか。最近の業務ツールが備えている在席確認(プレゼンス)機能やビジネスチャット機能も、こうした「常に見られている(かもしれない)」ストレスを煽っている側面があります。

しかし、ずっと離席しないなんて不可能です。そもそも、オフィスでも化粧室や休憩室、時にはコンビニに行くなど席を外すことは普通にある訳ですよね。その点は在宅勤務でも変わりません。

現実に厳しく監視なんてしているケースはごく少数だと思いますので(私は知りません)、「そういうもの」「気にしても意味がない」と、時間をかけて慣れていくしか無いかと思います。

放置される寂しさ

被監視感の裏返しでもありますが、テレワークが続くと次第に寂しさを感じませんか?周囲に人がいないため、時間軸の中心は常に自分です。メールを出したけどなかなか返信がない、それだけで単に寂しいだけではなく、「あれ?無視されている?」とネガティブに考えてしまいがち。

この心理の裏側にあるのは「見られていないという状況に対する不安」です。これも、本当に放置されたり無視されていることはまずないのですが、ついそう思い込んでしまいます。オフィスなら、相手が人が物理的に見えているので、幾らでもフォローが効くんですけどね。

今まで一緒に仕事をしてきた仲間ですから、お互いに信頼して作業を続けましょう。それしかない。ピリピリしても余計に疲れるだけです。

ストレスフリーであるために

オフィスであれ自宅であれ、仕事をしてれいばもれなくストレスはあり、結局は共存していくしかありません。むしろ、在宅だからこそ可能なストレス軽減方法を考えるのが前向きではないでしょうか。

例えば、お香やアロマ(ご家族の苦手な香りはやめましょう)、ペットを膝に抱えながら作業する(事故に注意)、音楽を聴きながら(音量にはくれぐれも…)など、色々とできますよね。オフィスでは絶対に無理な「自分流ワーク環境」をつくるのも楽しいと思います。仕事の合間に、各々のストレス解消方法を話しあうのも良いのではないでしょうか。

それでは、よいお仕事を。