Power Automate に用意されている「コネクタ」とは何か?について簡単に説明したいと思います。

コネクタ = 他サービスとの連携機能

コネクタは、簡単に言えば「他サービス連携機能」です。Power Automate は「Power Automate」という一つのサービスですが、コネクタが存在することで、別のサービス、例えば Teams や Exchange Online(Outlook)で発生したイベントを起点として Power Automate の処理を開始したり(これをトリガーする、と言います)、Power Automate の処理がそれらのサービスに対して情報を投稿したり、編集したりすることができます。

どんなコネクタがあるか

現在、Power Automate には約450種類のコネクタが用意されていますが、代表的なものを紹介します。

  • Microsoft 365 サービスのコネクタ
    SharePoint Online や、Teams、Office Online、OneDrive for Business など、Microsoft 365 の各サービスに対して、Power Automateが処理を行うことができます。

  • SNS やチャットのコネクタ
    Twitter、Instagram、Facebook などの SNSや、Slack 等メジャーなチャットサービスについてコネクタが用意されていて、Power Automate がこれらのサービスから自動的に情報を取得したり、情報を投稿させたりすることができます。

  • オンラインストレージサービス
    OneDrive for Business 以外にも、Google Drive や BOX、Dropbox などオンラインストレージサービスと連携できます。メールの添付ファイルを自動的に BOX にコピーさいたり、定期的にバックアップを行う処理を Power Automate で作ることも可能です。

  • Google アプリケーション
    Google Drive だけでなく、Google スプレッドシート や Google タスクなど、メジャーな Google アプリケーションについて、Power Automate から操作することができます。

  • プレミアムコネクタ
    一部のコネクタは「プレミアムコネクタ」として、PowerAutomate の有償ライセンスを契約しているユーザーのみ利用可能です。残念ながら企業向けライセンスプランに付属する無償ライセンス(PowerAutomate for Office 365)では利用できません。コネクタ名の下に「プレミアム」表記の有無でプレミアムコネクタであるかを確認できます。

まとめ

無償ライセンスの場合、利用できるコネクタはある程度限られてしまうのですが、それでも膨大なコネクタが利用できます。Power Automate をうまく活用するためにも、どのようあコネクタが利用できるのかを、あらかじめ把握しておくと、いざ業務の効率化が必要になったとき、発想の幅が広がるでしょう。

しばしば、新しいコネクタが追加されたりもしますので、折々に確認しておくことをお勧めします。