Googleカレンダーで誰かと共有した予定を後から変更した場合、「更新通知を相手に送信しますか？」ポップアップで共有相手に変更を通知できます。ここで「いいえ」を選択すれば、通知なしのコッソリ（？）変更も可能です。
とても便利な機能なのですが、コッソリ変更について良し悪しです。予定を共有されている側からすると、通知がないことで変更に気づかず、業務に支障をきたすことも無いとは言えません。そこで、相手がどちらのオプションを選んでも、すべての変更が自分の Teams に通知されるフローを設計してみます。
使用するトリガー
今回は Google カレンダーの変更を知るため、トリガーとして Google コネクタの「カレンダーでイベントが追加、変更、削除されたとき」を使用します。
このトリガーを指定すると、「カレンダーID」を選択する必要があります。IDは自身の Google アカウントです。もしグループカレンダーについて通知を受け取りたい場合、カレンダーIDにグループを選択します。ちなみに、Google カレンダーに既定で存在する「日本の祝日」や「誕生日」を指定することもできます。
次に Teams に対して通知を送信するため Teams コネクタから「メッセージを投稿する(v3)(プレビュー)」を指定します。本文（Message）欄には、変数で予定の「タイトル」「アクションの種類」を挿入しました。
アクションの種類
上で挿入した「アクションの種類」ですが、下記のイベントを拾うことがます。
| 作成 | added |
| 変更 | update |
| 削除 | deleted |
+α で祝日の変更を受け取ってみる
実のところ、当初の「すべて通知」についてはここで終わりなのですが。ふと思いつきました。Google コネクタのカレンダーIDで「日本の祝日」がありましたよね？丁度、今年はオリンピックの開催に伴う「祝日の変更」があり、周囲では混乱もありました。もし「日本の祝日」カレンダーに対して同じ通知フローを設計しておけば、祝日が変更された際にそれを知ることができるのでしょうか？
テストできない
…と、フロー自体は簡単に設計できたのですが、ここで致命的な問題に気づきました。
動作確認ができません。
これでは、本当に通知が送信されるのか、自信が持てません。どうにかテストできないかと試行錯誤しましたが、なにぶん自分のカレンダーではないのでどうしようもなく。もし来年、祝日の変更があれば、このフローが完成すると思います（笑）
