SPOサイトコレクションのカスタムスクリプト停止対策
2024.12.04
過去の記事でも触れておりますが、
2024年も11月を過ぎ、ついにSPOのカスタムスクリプト停止が施行されたテナントも出てきていることでしょう。
■過去の記事
・SharePoint でのカスタムスクリプト設定の停止について
https://pa-wsc.work/2024/03/13/sharepoint-でのカスタムスクリプト設定の停止について/
・SPOサイトコレクションのカスタムスクリプト停止解除方法 ※UI操作
https://pa-wsc.work/2024/05/22/spoサイトコレクションのカスタムスクリプト停止/
今回は、UIから消えていても使用可能なPowerShellでの設定方法を案内します。
サインイン画面が出た場合は、テナント管理者権限を持ったアカウントでサインインしてください。
■SharePointManagementShellを使用する場合
・モジュールのインストール
Install-Module -Name Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell
・設定変更の実行
Connect-SPOService -Url 【https://XXXXX-admin.sharepoint.com】 -Credential admin@contoso.com
Set-SPOSite 【https://XXXXX.sharepoint.com/sites/YYYYY】 -DenyAddAndCustomizePages 0
※最後の「0」が許可「1」にするとカスタムスクリプトを停止することができます
■PnP PowerShell導入済み環境の場合
Set-PnPSite -Identity 【https://XXXXX.sharepoint.com/sites/YYYYY】 -NoScriptSite $false
※最後の「false」が許可「true」にするとカスタムスクリプトを停止することができます
上記のスクリプトを実行してもおよそ24時間程度で再度停止されてしまう場合は、
24時間以内の一定間隔で再実行するような仕組み(24/365で動いている環境上でバッチ実行する等)を作り実行し続けることによって、カスタムスクリプトの許可を継続することができます。
※既にカスタムスクリプトが許可状態になっている個所に上書きするとそこから24時間再カウントになるそうです
いつまでこのような抜け道が使えるかはわかりませんが、
急に変更される環境への対応策の一助になれば幸いです。
以上