Power Automate でのファイルプロパティ変更とチェックアウト
2022.09.30
Power Automate のフローで SharePoint Online のライブラリにあるファイルを操作してプロパティを変更するにあたっては「ファイルがチェックアウトされていないこと」が大前提です。チェックアウトされていると、フローは「正常に動作しない」訳ですが、標準のアクション「ファイルのプロパティの更新」と、SharePoint REST API を利用する「SharePoint に HTTP 要求を送信します」では、その挙動が異なります。
ファイルのプロパティの更新
こちらは分かりやすいです。チェックアウトされている場合、アクションが失敗します。次のアクションに失敗を前提とした実行条件が設定されていない場合には、そのままフローが終了します。
ファイル “(ファイルのフルパス)” はチェックアウトされていません。変更する前に、まずこのドキュメントをチェックアウトする必要があります
SharePoint に HTTP 要求を送信します
こちらは少しだけ留意が必要です。特に何のエラーもなく、リトライを繰り返してタイムアウト(既定では2回10分)まで動き続けます。タイムアウトすると「BadGateway」とだけ表示されます。
「HTTP要求を送信」アクションの特性(外部サービスに対してクエリを投げている)を考えると、こうした挙動になることはまあ、理解できるのですが、即エラーが返らないので、把握していないとハマります。…ハマりました。